東野圭吾 『希望の糸』
『希望の糸』 東野圭吾
閑静な住宅街にあるカフェで起きた殺人事件。
カフェの名前は「弥生茶屋」
オーナーの花塚弥生は50歳前後の美しい女性です。
東野圭吾さんの刑事もの、加賀恭一郎シリーズです。
殺されたカフェのオーナーを中心に人間関係があらわになっていきます。
容疑者に名前の挙がったカフェの常連客の男性
新潟地震でふたりの子供を亡くし、自分たちの生きがいのために、対外受精で新たな子供を授かることに。
しかし、不幸にもその後、妻も帰らぬ人に・・・
殺されたカフェオーナーの元夫
結婚していた期間に、不妊治療を試すも、子宝には恵まれず・・・
離婚後の今、別の女性と同棲をしている。
が、殺人事件の数日前、被害者である元妻、花塚弥生から電話があり、十数年ぶりに会ったふたり・・・
捜査を担当するのは、加賀恭一郎の従弟、松宮修平。
そこに絡んでくる、石川県金沢の老舗旅館「たつ芳」の女将とその父。
末期ガンの父が残した遺言書。
医療ミスが根底にある作品です。
沢山の伏線がちりばめられ、わくわくしながら読み進めました。
最後は全てが繋がり、ほ~とため息です。
おすすめです(*´▽`*)