『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』 読みました。
未来の年表 人口減少日本でこれからおきること
著:河合雅司
日本の人口が少しづつ減っているんだろうな・・・
とは思っていましたが、この本を読んでいると、そんなにのんきにしている場合じゃないのかも・・・と思えてきました。
かといって、私個人に何が出来るのか?
まず日本の人口減少の進み方が怖いです。
(本書より)
2017年のピークから、急激に減り続け、100年後には現在の半分弱、その後も減り続け、3000年には日本の人口は2000人にまで減ってしまうとの事。
こうなっては、もう国家としては成り立たなくなっています。
第1章は人口減少カレンダーで構成されていますが、いくつか抜粋してみますと、
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
2065年~ 外国人が無人の国土を占拠する
そう遠くはない未来です。
2042年問題を考える
日本はすでに4人に1人が高齢者という社会ですが、実際にはここからが本番です。
2042年には、団塊ジュニア世代(1971年~1974年生まれ)が70代となって、高齢者数がピークを迎えるそうです。
このころ社会の支え手になる、20歳~64歳は随分と減っていて、大変厳しい状況になると予想されます。
50代半ばである筆者は、「日本を救う10の処方箋」として、次世代のために、いま取り組むことを提言しています。
個人レベルで解決できることではありません。
そして、20年後はあっという間にやってきます。
子供世代、孫世代が背負わなければならない荷物を少しでも軽くする対策を、国全体で考えていかなければなりませんね。