poorba-chan’s blog

50代半ば。貯蓄なし、退職金なし、借金あり。無事年金生活を迎えることができるのか?

国民年金 学生納付特例を申請しました。 追納はした方がいいの?

国民年金 学生納付特例

国民年金「学生納付特例」とは

 

大学へ通うお子さんは、在学中に20歳の誕生日を迎えますね。

 

国民年金は、日本に住む20歳~60歳の全ての人が保険料の納付を義務づけられています。

 

保険料は月額16,340円。(4月からは16,410円になります)

親に余裕があり、払ってもらえるならいいのですが、学費だってバカにならないですしね。

 

そこで、学生については申請することによって、在学中の保険料の納付が猶予される「学生納付特例」という制度が利用できます。

 

学生納付特例は、保険料の納付が猶予される制度で、免除される制度ではありません。

 

学生納付特例、免除、未納の違いを表にまとめると、このようになります。

 

国民年金 学生納付特例


 

将来年金をもらうには、10年以上の加入期間が必要です。

年金額への反映はありませんが、受給資格期間には算入されます。 

 

 

学生納付特例を申請した場合、将来もらう年金はどのくらい減額されるのか?

 

これ、気になることろですよね。

 

我が家の子供たちも、学生納付特例制度を申請しました。

実際にどのくらい減額されるのか、計算してみますね。

 

娘の場合を例にとってみます。

 

娘は3月生まれです。

大学2年の3月に20歳の誕生日を迎えました。

 

そこから大学を卒業するまで、2年と1か月。

25ヵ月、納付猶予の申請をしました。

(申請は年度ごとの申請になります)

 

H30年度の国民年金受給額は、20歳~60歳までの40年間(480か月)保険料を納付した人で満額の779,300円/年です。

 

779,300円 × (480ヵ月 - 25ヵ月)÷ 480ヵ月 = 738,711円

 

1年間の年金支給額は 738,711円になります。

 

779,300円 - 738,711円 = 40,589円

 

追納しないと、年額で40,589円少なくなります。

 

仮に追納した場合、16,340円 × 25ヵ月 = 408,500円

(実際には3年目以降の追納は保険料が上がってしまいます)

 

408,500円 ÷ 40,589円 = 約10年

 

つまり、10年以上年金をもらい続けられそうなら、追納した方がお得という計算になります。

 

さて、娘はまだ20代です。

年金をもらうのは、まだまだ先の話。

 

年金の支給開始が、70歳からになるのは確実でしょうね。

もしかしたら75歳になっているかも・・・

 

そもそも30年~40年後に、年金制度自体がどうなっているのか?

 

追納するか? しないか?

これは私の考えですが・・・

 

私は追納はしなくても良いのではないかな・・・と思っています。

 

国民年金は基礎年金の部分です(1階)

 

会社に入って厚生年金に加入したり(2階)

 

iDeCoなど(3階)で自分で老後資金を増やしていくようにした方がいいのではないかな~と思います。

iDeCoなら60歳から受け取り出来ますもんね。(加入期間10年以上必要)

 

年金支給開始が75歳になるって・・・

考えただけで恐ろしいです( ;∀;)

 

学生納付特例を申請した方、自分の将来のこと、よ~く考えてくださいね!

 

ちなみに、追納出来るのは10年前までです。

そろそろ30歳に近づいてきた方は、追納のラストチャンスになりますよ。