『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』 白田 著 読みました。
新しい元号『令和』が発表され、平成も残すところ１か月となりました。
駆け足で過ぎて行った感のある「平成」。
そして、これは「昭和」で起こった事件です。
何だか、急に昭和が遠くなった気がします(^-^;・・・
三億円事件は、東京都府中市で1968年12月10日に発生した窃盗事件です。
1975年に時効が成立し未解決事件となりました。
事件の概要（ウィキペディアより）
現金輸送車に積まれた東京芝浦電気（現・東芝）従業員のボーナス約3億円（2億9430万7500円）が、白バイまで用意した偽の白バイ隊員に奪われた事件である。『三億円強奪事件』ともいわれているが、事件のあった日本に於いては本件犯行は強盗罪には該当せず、窃盗罪となる。
犯人が暴力に訴えず計略だけで強奪に成功していること、盗まれた3億円は日本の保険会社が支払った保険金により補填され事件の翌日には従業員にボーナスが支給されたこと、その保険会社もまた再保険をかけており日本以外の保険会社によるシンジケートに出再していたことから補填されたために、直接的に国内で金銭的損失を被った者がいなかったという認識、ならびに被害金額2億9430万7500円の語呂から、「憎しみのない強盗」とも言われる。一方で、マスコミの報道被害を受け後年自殺した人物や、捜査の過労で殉職した警察官2名が存在する。
そう。
だれも死傷者を出すことなく、まんまと三億円という大金を手に入れた犯人。
どんな人が犯人なのか・・・
何を思って盗んだのか・・・
盗んだお金はどうしたのか・・・
そろそろ犯人も、年齢的には70代になっているハズ。
生きているうちに真相を語って欲しいと思っていました。
そして
この本です。
この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。
府中三億円事件を計画、実行したのは私です。
という書き出しで始まります。
本当に犯人なのか・・・
それともただの小説なのか・・・
昭和生まれの私にとって、三億円事件は現実に起こった最大のミステリーです。
勝手に犯人像を作り上げてみたり、お金の行方を気にしてみたり・・・(笑)
そんな私がこの本を読んで感じたことは・・・
残念だけど、この人は犯人じゃない。
そして、小説としてもあまり面白みを感じませんでした（ゴメンナサイ(^^;)）
すごくワクワクしながら手にした本だったので、期待値が大き過ぎたのかな。
本を読み終わったあと、ちょっとがっかり感が残ってしまいましたが・・・
実は、本当にこの人が犯人だったらビックリ！！
とか、
真犯人がこの本を読んで「俺が本当の犯人だ！」って言って、当時の聖徳太子の１万円札をいっぱい持って出てこないかな・・とか(笑)
また想像を膨らませています(^-^;
この本の続編も出る予定のようです。
きっとまた手に取ってしまうんだろうな～(笑)
