国民年金「免除申請」した私。 追納は損? お得?
年金事務所から「国民年金保険料追納のご案内」が届きました
会社に勤めている時は、勝手に給料から「厚生年金」として引かれていて、あまり年金については考えたことがありませんでした。
しかし、会社を辞めたとたん、自分で国民年金に加入し、収入があろうがなかろうが、保険料月額16,340円を支払わなければなりません(^-^;
収入が無いときの16,340円はキツイですね~
私は、失業期間中、国民年金の支払いを免除してもらう申請をしていました。
実はこんな制度があること自体を知らなかったのですが、「収入の減少や失業等によって、保険料を支払うことが難しい時に申請出来る」そうです。
前年の収入が審査の対象になるのですが、失業の場合は雇用保険受給者証、または離職票の添付によって、前年の収入がなかったとみなされ、審査が通りやすくなるとの事です。
で・・・
私の場合は申請が通り、失業していた期間の内、7カ月が「全額免除」になりました。
(他にも、3/4免除、半額免除、1/4免除などがあります)
「全額免除」というのは、年金の受給資格期間に算入されます。
(3/4免除、半額免除、1/4免除も同様)
そして、実際には払っていない保険料16,340円の半額、8,170円は国庫で負担してくれます。
失業したり、収入が少なくて、保険料を払うのが大変な時には、一度「免除」の相談に行ってみてくださいね。
「未納」のままだと、受給資格期間にも算入されず、障害や死亡といった不慮の事故が起きた場合も、障害年金や遺族年金が受けられない場合があります。
年金事務所からきた「国民年金保険料追納のお知らせ」はこちらです。
H28年~H29年にかけて、7カ月間「全額免除」になっています。
追納するなら、114,970円ですよ。
というお知らせですね。
さて、ここで114,970円を追納するのか?
このまま追納せずに、年金受給開始とするのか・・・?
どちらがお得なのかを考えてみたいと思います。
追納したほうが得? それとも損?
H30年度の国民年金受給額は、20歳~60歳までの40年間(480か月)保険料を納付した人で満額の779,300円/年です。
私の場合、7カ月が全額免除期間です。
この7カ月間は1/2が支給されますので、計算式はこのようになります。
779,300円 × (473ヵ月 + 7ヵ月 × 1/2 ) ÷ 480ヵ月
= 773,617円
となります。
満額に比べると、779,300円 - 773,617円 = 5,683円
となり、1年間で5,683円年金受給額が少なくなります。
さて、案内で来ていた追納の額、114,970円。
これを、5,683円で割ると・・・
114,970円 ÷ 5,683円 = 20.23
となるため、21年後、つまり65歳から貰い始めて86歳になって、ようやく、追納した方がお得という事になっていく計算です(^-^;
かなり微妙な年齢ですね。
だいたいこの辺りで寿命になるんじゃないかな~と考えている私です(^-^;
という事で、追納はしないことに決めました!
学生納付特例制度
20歳の時に学生の方は、在学中の保険料の納付が猶予される制度があります。
在学中の保険料の支払いはなかなか難しいですよね。
我が家の子供たちも、この申請をしました。
この猶予と、先の免除は全く違うものになります。
また次の機会に、学生納付特例制度について、書いてみようと思っています。