『保育園義務教育化』 古市憲寿 著 読みました。
『保育園義務教育化』 古市憲寿 著
マネバナナさんのブログで紹介されていた本です。
題名「保育園義務教育化」に、ハッとしました。
本の内容は、マネバナナさんのブログに詳しく書かれています。
是非ご覧ください(^^♪
少子化が進む日本
出生数の低下が顕著な日本。
第一次ベビーブーム期・・・270万人
第二次ベビーブーム期・・・210万人
以降、年々減り続け、2016年には98万人弱となりました。
何となく景気もぱっとせず、経済的にもゆとりのない時代です。
将来だって不安だらけ。
そんな中、いくら「産め! 産め!」って言われたって・・・
「産め!」って言う割には、女性に「働け」とも言っていて・・・
いざ働こうとすると、保育園待機の問題にぶちあたり・・・
「お母さん」が「人間」だって気づいてますか?
この本の冒頭、「はじめに」は、
「お母さん」が「人間」だって気づいてますか?
から始まります。
普通の女性が、子供を産んで「お母さん」になった途端、一般の「人間」以上の規律が課されてしまうのである。
うん。うん。そのうとおり!
・電車にベビーカーで乗れば白い目で見られる。
・新幹線や飛行機で子供が泣くと嫌がられる。
・仕事を頑張ると「子供がかわいそう」と言われる。
・小さな子供を預けて旅行にでも行ったものなら鬼畜扱いを受ける。
高額な出産費用。
なかなか見つからない保育園。
不足している育児支援の仕組み。
子育てのしにくい労働環境。
「お母さん」に対して異様に厳しい社会の目線。
子供を減らしたい国の対策だったら完璧!!
「お母さん」を大事にしない国で赤ちゃんが増えるわけない
海外のドラマや映画を見ると、小さな子供をベビーシッターに預けて外出・・・
っていうシーンはわりと普通に出てきます。
でも日本では、子供は親が育てるものという根強い風習がありますね。
私もそう思って生きてきました。
でも、そろそろこの考えは変えなければいけないのかもしれないですね。
「お母さん」もひとりの「人間」です。
子育てだって不安だらけ。
疲れて、ちょっとリフレッシュしたい時だって、具合が悪くて病院に行きたいときだってあるんです。
そんな時、気軽に、安心して子供を預けることの出来る保育園があればどんなに良いでしょう。
「義務教育」と言っても、とても柔軟な概念でとらえていて、たとえば毎日朝から晩まで預ける人がいてもいいし、週に1度、1時間だけ預ける人がいてもいいと筆者は言っています。
高い保育料の心配もせず、孤独な育児にストレスをためることもなく、心配ごとは保育士さんに相談できる。
こんな風になったら、子供を産んでも大丈夫かも・・・と思える国になりますね。