火葬でも土葬でもない。遺体を堆肥化する埋葬方法が考えられているらしい。
現在の日本での埋葬方法は火葬がほとんどですね。
法律で火葬しなければならないという決まりは無いのですが、衛生面や場所の確保などの理由により火葬が主流になってきたようです。
現在では99%以上が火葬となっていますが、明治時代の火葬率は30%くらいだったそうです。
欧米では、まだ土葬のところが多いようですが、火葬の割合もだんだんと増えてきているようです。
土葬にするには、遺体の腐敗処理に薬剤を使うのですが、これが地下水を汚染したり、火葬には多量に燃料を使ったりと、どちらも環境には優しくないようです。
墓不足や、墓じまいなど場所の問題もあります。
そこで、より環境に配慮した埋葬方法はないかと考えられているのが
遺体を堆肥化する「エコロジカル埋葬」というもの。
NEWS WEEKの記事によると、
遺体を液体窒素で凍らせ
⇩
振動させて粉状にし
⇩
フリーズドライ機で水分を抜き
⇩
生分解性の棺に入れ、土の浅い部分に埋める
⇩
土中微生物の働きにより、およそ1年で腐植土になる
これを考案したのは、スウェーデンのプレメッサ・オーガニック社だそうです。
「自分が亡くなったら、体を肥料に出来るはずだ」という思いがあったとのこと。
まだ実用化はされていないようですが、近い将来、埋葬の方法が変わってくるのかもしれないですね。