実家の家じまいについて
実家でひとり暮らしをしている87歳の母。
まだ、食事の支度やトイレ、お風呂は自分で出来てはいますが、以前と比べると体調はあまりよくありません。
身体のあちらこちらが痛むようですし、歩くのもスーパーに買い物に行くのがやっとです。
めまいを起こす頻度も増えてきて・・・
そんな母をただ見ていることしか出来なくて、最近は辛くなることが多くなりました。
母なりに、自分で出来る事はしておきたいと考えているのでしょう。
昨年は、気がかりだった着物の処分をしました。
お墓の準備も出来ています。
そんな母が、お正月休み明けの先週末に、自分にもしもの事があった時の家の処分を、親戚で建築関係の仕事をしている人に頼んでおきたいので連れて行って欲しいと・・・
今、母の住んでいる家も、この親戚に頼んで建ててもらったものです。
私は妹とふたり姉妹で、私も妹も既に実家を出て、それぞれ家を持ち暮らしていますので、母にもしもの事があった場合、実家は誰も住む人がいなくなります。
空き家のままにはしておけないので、買い手を見つけるか、解体して更地にするか・・・。
田舎で、駅からも遠い場所です。
築年数も30年になろうかというところ。
母は、私や妹の手を出来るだけ煩わせないようにしようとしているのでしょうが、何だか寂しい気持ちになります。
親戚の人の話だと、昔と違って、今は解体にお金がかかるそうです。出たゴミを分別しなければならないので、昔のようにショベルカーで一気に解体・・・という訳にはいかないとのこと。
実家の規模位で、だいたい解体にかかる費用は200万円。
更地にして土地での売値が300万円位にはなりそうなので、何とかなりそうです。
心配しなくても、全部やってあげるから大丈夫だよ・・と。
母もここまで話を聞いて、とても安心した様子でした。
家って何なのでしょうね。
一生懸命働いて、何十年もローンを払い続け、最後は誰も住まなくなって解体に大金がかかって・・・。
うちはマンションなので、解体費用はかかりませんが、荷物は出来るだけ減らしておきたいと思っています。
最後、施設に入所することを考えると、持って行けるものなんて、トランク1つ分位ですよね。
まだまだ物があふれている部屋を見まわして・・・
気が遠くなりそうです(;'∀')
50代は、実家の家じまい、そして近い将来には自分の家じまいも考えるという年齢です。
いつか母がこの世からいなくなり、実家もなくなり・・・
考えると悲しくてたまりません。
・・・って、まだまだ元気な母です(笑)
心配ごとが無くなって、あと10年位は生きるかも!!って言って笑っていました(^^♪