poorba-chan’s blog

50代半ば。貯蓄なし、退職金なし、借金あり。無事年金生活を迎えることができるのか?

息子の言葉にほろっとした日

 

息子の言葉にほろっとした日

 

ひとり暮らしを始めて、そろそろ1年になる息子。

 

アパートのベランダが狭く、ふとんのシーツなどは洗っても干せないので、たまに大量の洗濯ものを持って実家にやってきます。

 

帰りは、洗い上がった洗濯ものを車にのせて送っていくのですが、いつもの何気ない会話のなかで、こんなことを言ってくれて思わず涙ぐみそうに・・・

 

「お母さんさ、よく塾とか行かせてくれたよね。高かったんでしょ?」

 

「携帯電話だって料金ずっと払ってくれて大変だったよね。ありがとうね」

 

息子が中学校から大学を卒業するまで、我が家は本当にカツカツの生活でした。

(今も大差ありませんが💦)

 

子供たちが本当に小さい頃から、少しでも家計の足しになればと働き始めた私ですが、3万円、5万円、8万円・・・と、少しずつ働く時間も、それに比例して給料も上がっていく一方で、夫の度重なる転職で、世帯収入は変わらず・・・

 

高校受験を控えても、充分な塾通いをさせることは出来ませんでした。

 

息子が高校受験のために塾へ通い出したのは、中学3年の夏からです。

それも、一番お金のかからない、週1コマのみ。

 

授業は週1回ですが、自習室はどれだけ使っても大丈夫だったので、息子は毎日塾に通い、自習室で夜遅くまで勉強していました。

わからないことは、先生に聞くことも出来たのでとても助かりました。

 

高校3年の夏には、やはり大学受験に向けて塾の力を借りなければならなかったのですが、この時も同じように、夏期講習1科目のみ、あとは自習室で頑張ってくれました。

 

同級生たちが、普通に塾に行っている中、同じように塾に通わせることが出来ずに心苦しかったことを思い出します。

 

でも、文句も言わす、自分の置かれた環境の中で一生懸命頑張ってきた息子。

 

希望の高校に入り、希望の大学に入り、そして希望の仕事に就くことが出来ました。

良く頑張ったね! と心からエールを贈りたい(*´▽`*)

 

大学も奨学金を使い、今でも自分で返済しています。

 

親として、塾に行かせたり、学費を出してあげたりしてやりたかったのですが、そんなことも出来なかった私に先の言葉・・・

 

もちろん、上を見ればキリがないし、逆に下を見てもキリがない。

大学だって、自分で働きながら行っている人だってたくさんいる。

 

でも・・・

子供が「学びたい」と思っている時に、その手助けが十分に出来なかったことは、私の心にずっと影を落としていました。

 

ちゃんとした親じゃなくてごめんね・・・

 

でも、ちゃんと自立して、人を思いやる心を持って成長してくれたことに、とてつもなく嬉しい気持ち!

こちらこそ「ありがとう!」