poorba-chan’s blog

50代半ば。貯蓄なし、退職金なし、借金あり。無事年金生活を迎えることができるのか?

2020年秋に映画に♪ 『さくら』 西加奈子

『さくら』 西加奈子

さくら 西加奈子

 

素敵な表紙の本です。

この街で、物語が始まっていくんだな~と、読み始める前から想像が膨らみます。

 

主人公の「僕」は三人兄妹の真ん中。

 

かっこよく、人気者で優しい、スーパーヒーローの兄。

そして美しいけど乱暴で、ちょっと変わり者の妹。

 

穏やかでハンサムな父。

明朗快活な母。

 

そして、「僕」が小学生の頃、近所から貰ってきた子犬のさくら。

 

そんな、一見どこにでもある普通の一家の物語。

 

物語の始まりは、東京でひとり暮らしをしている、大学生の「僕」宛に、父から手紙が来るところから始まります。

 

「年末、家に帰ります。おとうさん」

 

スーパーのチラシの裏に書かれた、薄いえんぴつ文字。

たったこれだけの手紙でした。

 

実家に戻った「僕」を待っていたのは、

家出から戻り、ひとまわりも、ふたまわりも小さくなった父。

逆に肥大化し、アルコールに溺れた母。

内にこもった妹。

 

「さくら」も、12才になり、すっかりおばあちゃん犬になってしまいました。

 

かつて、幸せだった一家。

ある出来事をきっかけに、あんなにも幸せだった一家が崩壊していく様が、読んでいて苦しくなるほどでした。

 

 

そんな『さくら』が今秋には映画で登場するようです。

 

キャストは、かっこいい兄を、吉沢亮さん。

 

美しく変わり者の妹を、小松菜奈さん。

 

間に挟まれた「僕」は、北村匠海さん。

 

2020年映画化 さくら 西加奈子

 (引用:映画.comより)

 

う~ん(*´▽`*)

イメージぴったりです♪

 

大判のタオル持参で観なくては!(笑)

楽しみです。