夏休みの記憶
通勤電車から学生の姿が消え、いつもは満員の車両も両手を広げられるほど。
あ~ 夏休みに入ったんだなぁ・・・
そういえば、今年初めてセミの鳴き声を聞いた気がします。
小さなお子さんのいる家は、これからの40日間は楽しいやら忙しいやらですね(^^♪
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夏休み、私の遥か彼方の記憶なのですが・・・
私が小学生の時。
1学期の終業式の日。
学校の校門を出たところで、おじさんが「手品グッズ」を売っていました。
タネも仕掛けもあるであろう「手品グッズ」なんですが、ものすごく魅力的に見えたのを覚えています。
何たって、時は「昭和40年代」。
田舎で娯楽と言ったらTVくらいだった時代です。
おじさんが見せてくれる「手品」が、それはそれはすごく見えて(笑)
こんなにすごい「手品」が、これを買えば誰にでも簡単に出来ると!!
値段がいくらだったのか・・・
100円だったような気もするし、500円だったような気もするし。
もう本当に欲しくてたまらなくなったものです。
でも、小学生が学校へ行くのにお金を持っているなんてことはなく、
家に帰って、お母さんにお金をもらわなければ買えないんですよね。
「早く帰って、お母さんにお金もらってきなー」
って、おじさんに言われて、急いで家に帰ったものです(笑)
私の家と小学校は、片道2㎞ありました。
子供の足で歩いて30分はかかります。
そして・・・
そんなものを買うために、親がお金をくれることはなく、また学校まで戻る気も失せ・・・
結局、こんなぼんやりとした記憶だけが残っています。
誰か、お金を持って学校まで戻り、あの「手品」を買った人はいたのか・・・?
夏休み前の1日だけ、小学校の校門に現れていた、あのおじさんは何だったのか・・・?
あの時売っていたものは、どんなものだったんだろう・・・?
私のこの不確かな記憶を、「そんな事あったよ」とか「それ買ったよ」とか「そのおじさん知ってるよ」とか言ってくれる人はいませんか~(笑)